高音質にAM放送が聴けると一部で話題らしい?!
チューナーPioneer F-03を入手しました。
ワクワクしながら電源を入れてみると、
電源が入らないし、フロントパネルが外れかけている!
フロントパネルの固定部分が折れていたので、エポキシ系接着剤でくっつけました。
テスター棒をコレクタのはんだ付け部分に当てるとハンダが溶けているし、試しに触ると熱い。
電源が入らないのはQ304の2SC1845が原因でした。(2SC1845ってあるんですね)
試しに2SC1815に交換すると電源が入りましたが
すぐ熱くなって、しばらくすると電源が入らなくなりました。他に原因があるようです。
この状態で動かすと、受信音にガサゴソと大きなノイズが入っています。
取り外してテスターで抵抗値を測定すると値がふらついていました。
確かにAMの受信音は高域までよく伸びています。
あれこれと部品を外したり途中の音声を聞いたりして、切り分けを行うと、
どうやらFM受信部からノイズが出ていることが判明しました。
FMステレオ復調ICのPanasonic AN7470の入力部分からノイズが入っていましたが、受信ICのSANYO LA1265の出力端子からはノイズが聞こえません。
原因はF105のコイルでした。写真ではコイルを外してバイパスしています。
こういうときにアナログテスターだと測定値のふらつき具合がわかって便利ですね。